薬剤師のフィジカルアセスメント

フィジカルアセスメントとは、そもそも医師や看護師による医療行為です。 そもそもこの『フィジカルアセスメント』とは、患者さんのケアをする上で、患者さんの体に直接触れて触診を行ったり、患者さんを観察し、対話をしながら、聴診もしくは、打診を行い、患者さんにおける症状を把握し、その状態を把握するための医療行為となります。

このフィジカルアセスメントをもっとわかりやすく説明すると、例えば骨折等をする場合、病院へ行くと、お医者さんが、『骨折はしていないか?』等の状態を把握するために、触診したり診断したりすると思います。 また、どこか体の部位を打ち、呼吸に異変が無いか?という部分は、聴診等により、診断していきますが、このようなケアにより、その患者さんの症状や状態を把握するための医療行為がフィジカルアセスメントとなります。

そもそも、このフィジカルアセスメントは、医師や看護師の領域です。 ですが、最近の傾向として、薬剤師も積極的に医療の現場にたち、情報を入手するための行為として、フジカルアセスメントを求められるようになってきています。 また、このような行為を薬剤師も行う事により、薬の副作用等がないか、また早期発見にもつながり、何より患者さんに安全な薬の提供ができるというメリットがあり得るからこそ、薬剤師もこの医師及び看護師の領域であった、フィジカルアセスメントを行うようになったのです。

ただ、以前は、この薬剤師におけるフィジカルアセスメントも、医療行為という事で、医師法に抵触する可能性がある等として、やはり医師、看護師によるものと言われていましたが、薬剤師が、こうしたフィジカルアセスメントをする事により、患者さんにおける薬物療法の是非を確認でき、尚且つ副作用等の有害事象の発令などもいち早く見つける事ができ、尚且つ適切な薬物治療へも導ける事から、医療行為だから、医師法に関わると出されていた意見も覆し、薬剤師にもこの行為をできるようにする事により、レベルの高い、効果的な治療が行えるものとして、認められるようになったという事です。

いずれにしても、医師、看護師、薬剤師、すべての資格保持者において、ミスが無い、絶対とは言い切れず、すべての資格保持者が、自分に驕ることなく人命と向き合うためには、それぞれが、それぞれの役目をキッチリと果たすべきで、そのためにもフィジカルアセスメントは、医師だけでなく、薬剤師にも当然必要であり、患者自体の健康を守る意味でも必要な事という事なのです。

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